ec 越境EC
越境ECとは
越境ECとは、国境を越えて行われるECサイト(アプリなどを含む)の取引のことです。
コロナウイルスの影響で、ビジネスの形が大きく様変わりしている最中ではありますが、
日本製品の信頼度と、購入を希望する日本国外の在住者は、ますます増えているため、
日本企業がこの危機を乗り越えるために、検討する価値のある分野の一つになります。
中国向け越境EC
中国の越境EC市場は、日本の約10倍です。
この数値は、現在拡大し続けており、中でも日本製品の人気は高い状態ですが、
現在、日本の中国向けの越境ECは、需要が拡大しているにも関わらず供給が追い付いていないという状況になっています。
越境EC市場規模(2018年)
EC市場規模(2018年)
市場規模
313兆円
参考:平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子取引に関する市場調査)11P,12P
需要拡大の要因
- 中国では、日本製品の品質への信頼から人気が高いこと。 実際に日本人が使用している商品を買うということが、一種のステータスとなっていること。
- 中国人訪日観光客の消費行動が「モノ消費からコト消費」へと移行している。(コロナウイルス関連以前からの傾向。) そのため、訪日時よりも旅後などにECで商品を購入する需要が増加したこと。
- 新型コロナウイルス関連の渡航制限により、中国人訪日観光客が減少しているため 商品を買いたい人が、直接日本まで買いに来にくいこと。
供給不足の要因
- 中国政府の国際スピード郵便(EMS)の開封検査が厳格化され、中国越境EC通関の条件も厳しくなり 取り扱いできない品目が増えたり、 税率が上がったため、既存の「個人代行業者」が事業を継続できなくなっていること。
- 新型コロナウイルスの影響で、渡航制限などがあり、個人輸入(キャリーケースなどの手荷物で輸入するなど) が難しくなっていること。